ダンまちの外伝であるソード・オラトリアの新刊を読みました。
今回は何か特別なことがあった、というよりも、今までの物語の間章という感じでしたね。
[1回]
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感想
この巻は時間軸的に言うと、本編でベルが18階へ最初に到達した時の話になりますね。
特別なゴライアスと戦うあの話の直前です。
アニメの最終話付近っていうとわかりやすいでしょうか。
その裏でロキ・ファミリアはこんなことしていたよ、とか、別の視点から見るとベルたちはこう映っていたんだよ、というような内容で、最初に書いたように別段特別なことがあるわけではないですね。
ただ、レフィーヤの視点からが多いこともあって、気持ちの変化が見やすく、わかりやすくできているなぁという印象ではあります。
この巻で語られる話としては、やっぱりロキ・ファミリアの主力達にとってベルのミノタウロス戦が印象に残っている、ということでした。
冒険者である彼らが、自身の限界を超えて冒険をするベルを見たことで、彼を冒険者として認めているのが伝わってくるのが良かったですね。
一方そんなアイズたちを認められないレフィーヤの葛藤なんかもしっかり描写されています。
あと印象的なシーンとしては終盤のモンスター戦ですね。
レフィーヤとベルが共闘するシーンで、並行詠唱やらベルに指示出しするレフィーヤも良かったのですが、やっぱり《英雄願望》発動シーンが好きすぎてたまらないわけですよ。
あとはリューの戦闘シーンですよね。
剣士としても一級なのに大火力の魔法を並行詠唱して、さらに戦闘後には回復魔法もこなす。
一人で完結されているのがリューらしいといえばリューらしいのですが。
そんな感じで、基本的にはベルに対して噛みつくレフィーヤが共闘を通じて、まぁ少しは認めてやるか嫌いだけど、くらいになったよ、という話でしたね。
闇派閥の残党なんかも出てきましたし、アイズが精霊の血を引いていることも分かりましたし、ついでに言うとベルの親が誰なのかも分かった感じはありますし、大きい話が結構あったといえばありましたが、次への布石というくらい。
アイズについては自分から語る流れでしょうし、ベルの方は、ヘルメス経由でゼウス出てきて、とかでしょうか。
まぁその時を楽しみにしましょう、というね。
次の6巻は2016年の春らしいのでそれまで待ちましょう。
そういえば見返して気づいたんですが、本編9巻の巻末に書いてあった10巻の発売時期ですが、これ2016年の間違いですよね。
大森 藤ノ SBクリエイティブ 2015-10-23
大森藤ノ(GA文庫/SBクリエイティブ刊),矢樹貴,はいむらきよたか/ヤスダスズヒト スクウェア・エニックス 2015-10-14
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http://katsuji.ni-moe.com/ranobe/danmachi_183ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア5巻読了。物語の間章としての1冊。
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