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今日の晩御飯はサンマ定食

読んだもの見たものやったものを自分なりに整理、紹介。備忘録。

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 8巻読了。気がついたら泣いている恋愛日常編。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかの8巻を読み終えました。
今回は日常編ということで、神様や冒険者などの日常と恋愛模様がメインとなっています。
全体でひとつの話にもなってはいますが、基本的には各話完結の短篇集という感じですね。


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感想
上で書いたように命、リリ、ヴェルフ、エイナ、シル、ヘスティアといった人物の恋愛話がメインでした。
大枠の流れとしては軍神アレス率いるラキア軍が迷宮都市オラリオに攻め込んできている、というものがありますが、オラリオの都市内は基本的にいつもと同じ雰囲気となっています。
ダンジョンで鍛えあげられた冒険者を前に、外の戦士達がかなうはずがない、ということですね。

さて、各話の内容についてですが、個人的にはヴェルフの話とリリの話が好きですね。
ただ、ヘスティアの話は前の5話分や、今までの巻で繋いできた神と子供達との関係性について、深く刺さる言葉があり、気がついたら泣いてしまっていました。
やっぱりお互いに分かってはいるけれど踏み出せない、踏み出さない関係や、抑圧されてきた感情が吹き出すその瞬間なんかが個人的に好きなんだろうなぁとは思います。

命やエイナ、シルの話も良い話ではありましたが、他の話が良かったので負けてしまったな、という感じでしょうか。
だって最後のヘファイストスや、耳元でささやくリリとか、すごい好みですし。
また、ヘスティアの話は上で書いたように神と子供達の関係についてある一つの回答となっていましたし。
それと比べるとやっぱり霞むかなぁという感じですかね。


そういえば知らなかったのですが、8巻って限定特装版があるんですね……。
書き下ろしリーフレット付きなので買ってしまおうかな、と悩みます。

あとがきにあるように、ここで第2部も終わりです。
9月15日に発売となる9巻からは第3部ですね。

3巻のミノタウロス撃破までだ第1部でしたが、そこまでは自分のトラウマと向き合い、恩恵をもらっただけではなく冒険をして『冒険者』となるまでだったと思います。
なので第1部は1人での戦いだったと言えるでしょう。

そして第2部。
ここでベルは、ヘスティア・ファミリアは多くの仲間を得ることになります。
これは自分の外、他者との関係性についての話です。

第1部で自分と冒険者として足を踏み出したベルが、第2部で他者と出会い、他者を知ることで自分を見つめなおし、さらに大きくなっていく。
こうして大きく成長をしていくベルはどこへ向かうのか。何と立ち向かうことになるのか……。
外伝であるソード・オラトリアでも触れられている『ダンジョン』の秘密。
8巻最後のシーンで描写された存在もこの『ダンジョン』に大きく関わるものでしょう。
そうなるとやはり『ダンジョン』という大きな存在の深くまで踏み入って行くように思います。

他にもシルとフレイヤの関わりなど、気になることが多く、それが解き明かされるであろう9巻以降も楽しみです。
8月頃にソード・オラトリア出してくれないかなぁ……。


※ 他の巻・外伝の感想はこちら
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか読了。7巻分の感想をまとめました
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア読了。4巻分の感想をまとめました


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