ダンジョン内で自給自足しながら冒険していくグルメマンガ『ダンジョン飯』の4」感を読みました。
遂に登場した炎竜やらファリンの救出やらでいつもとはテイストは異なりましたが、やっぱり面白い1冊でした。
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あらすじ
遂にライオス一行の前に現れた炎竜。
食べられた妹ファリンを助けるため、ライオスたちは決死の覚悟で戦いを挑む。
街となっていたダンジョンを上手く使って竜を倒すことが出来たものの、ファリンはすでに消化された後だった。
骨だけとなった彼女をなんとか生き返らせることに成功した一行だったが、彼らの元に謎の人物がゆっくりと近づいていた……。
感想
今回はいつものグルメパートは少なく、基本的には竜との戦いに焦点が当てられていました。
どんな攻撃も通さない鱗をまとった竜の弱点である首元の逆鱗を狙ってライオスが挑みかかる、というだけでこの巻のあれこれはほとんど全て説明出来てしまうでしょう。
ただ、当初の目的は竜の討伐でも、竜を食すことでもなく、竜に食べられたライオスの妹のファリンを助け出すことでした。
定期的に忘れてしまうこの件ですが、彼らはしっかりと覚えており、竜の腹を暴くことに。
ただ、そこから出てきたのはファリンと思しき人骨のみでした。
最終的にはマルシルが秘密にしていた黒魔術を使用してファリンが生き返るんですが、この辺で幾つか次に繋がって来そうな要素が散りばめられていくんですよね。
1つ目は黒魔術。
ライオス達がふざけてマルシルのことを『ダークエルフ』などと言っていますが、巻末に登場した黒い肌の耳の長い人物はまさしくダークエルフに当てはまるように見えます。
マルシルは魔術に善悪はない、と言ってますがこの辺が後々効いてきそうな気がします。
あと、2巻くらいからちょくちょく出ていたことですが、今回は改めてダンジョン内の特異性である魂の固定化について触れられています。
ダンジョン内で死んだ人を生き返すことが出来る、という話に繋がる内容なのですが、このへんからダンジョンがなぜこのような特性を持っているのかについても解き明かされていきそうな気もします。
2つ目は生き返ったファリンの能力。
竜の血肉を用いて蘇生させたからか、ファリンの魔力というか魔法の精度というか、そういう部分がかなり強化されているようです。
特別な生物の身体を使ったのでそれは当然なのかもしれませんが、だとしたらマルシルは人間なんですかね?
それとも竜に近い生物だったりするんでしょうか?
この辺も次巻以降で触れられて行きそうで楽しみな要素ですね。
さて、遂に当初の目的であるファリン救出を成し遂げたライオス一行。
ということは、センシとパーティを組み続ける理由もなくなったと言ってもいい状態になってしまったということで。
センシの性格を考えると、明け方ふらっと立ち去りそうにも思いますよね。
偶然見つけたライオスに「目的を果たしたならパーティ解散だ」とか言ったりして。
今までの流れだったらそれを繋ぎとめるとしたらやっぱりマルシルなんじゃないかなぁというようにも思います。
ただ、ファリンも仲間に戻ってきたということで、今回はファリンがメインになって止めるとかも考えられるかな、と。
ファリン復活後の好奇心旺盛さはライオスに勝るとも劣らずという感じなのでこれからグルメパートも厚くなりそうですよね。
センシも一緒にいろんなものを食べて回って貰いたいものです。
ただ、最近は竜含めて『結局それ肉だよね』というような物が多いんですよね。
最初のスライムのような『え、それ食べられるの……?』みたいなのが少ないのでそろそろまたそういう要素来てくれないかなぁと願っています。
3巻の感想でも書いたようなゾンビとかね。
他の巻の感想はこちら
→
忘れていたものを思い出させる……。ダンジョン飯の2巻を読みました。→
自給自足しながらダンジョンを行く!ダンジョン飯3巻を読みました!九井 諒子 KADOKAWA / エンターブレイン 2017-02-15
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http://katsuji.ni-moe.com/comic/dungeonmeshi4ダンジョン飯4巻読了!炎竜との戦いと、ファリンの救出。これからの話への繋がる1冊でした!
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