ダンジョン飯の2巻を読みました。
この巻はなんというか……忘れていたものを思い出させる、そんな巻だったと思います。
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あらすじ
ドラゴンに食べられた妹を助けるためにダンジョンを進むライオス一行。
餓死の恐れと隣り合わせの中、地下三階へと進むこととなる。
上層とは雰囲気の異なるモンスター達との遭遇を繰り返し、彼らは何を食べて生きていくことになるのか……。
感想
妹のこと完全に忘れてました!!!
1巻の冒頭でドラゴンに食べられた妹のファリン。
彼女を助けるためにダンジョンに潜っていたことを完全に忘れていました……。
というのも、1巻、というかダンジョン飯はスライムだとかバジリスクだとか、そういったモンスターを食べ、また謎のそれっぽいうんちくを聞くのが面白いマンガだと思ってるんですよ。特にうんちく。
そのため本来の目的は置いておいて、そっちばかりに目が行ってしまっていたんですよね……。
1巻は全体的に明るい話ばかりでしたし、ライオス達も忘れている節ありましたし。
そんな状態で2巻を読み始めてみると、妹の絡む話が結構たくさん出て来るんですよね。
作者が「旅の目的を思い出して!」と言ってくるかのように。
そんなわけで妹のことを思い出せたわけですが、そのせいもあってか全体的にちょっと話が暗めなところはありますよね。
1巻のような底抜けの明るさ、といった感じはしませんでした。
あと思ったのは料理の内容ですね。
1巻ではこのモンスターはこうすれば食べられる!と言った感じで結構工夫して料理している感じがあったんですよね。
ですが、2巻ではそういうのが少なかったように思います。
普通にパンを作ったあたりはちょっと思っていたのと違うなぁという気持ちが強かったですね。
『ダンジョンの中でも美味しいものが食べられる』はあっているのですが、『ダンジョンの中でも普通のごはんが食べられる』はちょっと違うのではないかなぁ、と。
ちゃんと知識があれば、実は満足な食事が出来るんだよ、という部分が少なくてちょっと残念でした。あとうんちく。
ダンジョンに住んでいるオークの生態もいいのですが、オークが好んで食べるモンスターに対してセンシがこうやって調理すればもっと美味しい!みたいなのが見たいんですよね。
その時に○○のエキスはこうやって採取するのが良い、みたいなそれっぽいうんちくが入ってきたりするような。
そんなにたくさん思いつくようなものではないとは思いますが、やっぱりそういうところ期待してしまうんですよね。
ギャグのテンポや間についてはこの巻でも変わらずに絶妙な感じを出しています。
ちょっとした間とか、そういうところがいいんですよね。
あとちょっと空気読めなかったり外して行ったりとか。
なので、上に書いたような気になる箇所はありますが、やっぱり面白かったですね。
さいごに
こんな感じで大切なことを思い出させてくれる巻でした。
3巻以降でついにドラゴンと対面とかありそうなのでかなり気になるところですね。
妹のファリンはまだ消化されていないのか、助けることは出来るのか。
あとドラゴンはどうやって料理するのか。
まだまだ楽しみが残っていて期待できる作品ですね。
九井 諒子 KADOKAWA / エンターブレイン 2015-01-15
九井 諒子 KADOKAWA / エンターブレイン 2015-08-12
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