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今日の晩御飯はサンマ定食

読んだもの見たものやったものを自分なりに整理、紹介。備忘録。

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その他の記事はこちら

ノゲノラ新刊が近いので4、5巻を読みなおしました。


ノゲノラの新刊である9巻の発売が近いのでシリーズ第二弾。
前回の記事で1~3巻については読みなおした内容まとめたので次は4、5巻です。


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ここまでのまとめ


4巻はまず、吸血種であるプラムが登場するところから始まります。
話としてはこの吸血種と海棲種の命運を救ってくれ!という感じ。

この巻でのゲームは海棲種の女王であるライラの目を覚まさせるため、リアル恋愛ゲームを行う、というもの。
リアル恋愛ゲームで勝ったことが無い空と白はどうするのか、というと……途中で中断します。

この巻の面白いところは、三者三様(実際には四者四様?)の目論見があるところだと思うんですよね。
話としてはこの巻は前編でしか無いんですが、空たちの狙いと海棲種の狙いと吸血種の狙いが絡み合っている、と。
それを競馬にたとえているのが面白いと思うんですよ。
競馬の馬券を書いつつジョッキーとしてもレースさせられている、という状況。
ステフが感じていた違和感の正体について暴くシーンはやっぱり爽快ですね。

あと、各話のタイトルがタロットカードになっているのも面白いですよね。
第一章は逆位置の悪魔。
読みはエンカウント。
束縛からの開放、というような意味だったと思うので、吸血種の海棲種から開放について、ということでしょうか。
奴隷状態となり立場が地に落ちてしまった悪魔(吸血種)のことを指しているようにも思えますね。

第二章は正位置の太陽。
読みはストラテジスト。
コレは砂浜の太陽とかけているのは明白ですね。
真実を明るみにさらす、というような意味でこれが最終的には読みの方にかかっていたように感じました。
巻の最後のほうでどのような戦略だったのか披露されるシーンが有るんですが、この章のその全て使って下準備をしていたことがわかります。
これは最後まで読んでから読みの意味がわかる、という章でしたね。

第三章は逆位置の女帝。
読みはチャーマー。
まぁ女帝である理由はライラとのリアル恋愛ゲームが開始されるからでしょうね。
ただし逆位置。
わがままなライラの姿を表している、ということのように思います。
チャーマーのチャーム(魅了)はプラムによる魔法ではなく、ライラの特性のことと考えるのが良いでしょう。


第四章は正位置の愚者。
読みはワイルドカード。
新たな出発を意味しているカードですね。
リアル恋愛ゲームを中断させ、一時保留にした空達がアヴァント・ヘイムへ向かうことを意味している、と考えています。
ワイルドカードの方もこのゲームに参加していなかった天翼種の力を借りる、ということを指しているのでは無いでしょうか。

とまぁこんな感じで各章のタイトルだけでもちょっと意味を探して楽しめる巻だと思います。
ゲーム自体はいのがすごい()というだけで面白く無いんですが。



続いて5巻。
この巻のゲームは天翼種との鬼ごっこでした。

身体使う系もさくさくこなすこの兄妹にすごい違和感がある、というのは二巻の時も思いましたが、また同じような感想だったりします。
ただ、今回はちょっと違って、シチュエーションが結構良いんですよね。
空と白それぞれ手を繋いで空を飛ぶんですが、それぞれ一翼ずつ羽を羽ばたかせるんですよ。
作中にも出てきましたがまさに比翼連理という感じで。
このシーンはかなり好きでしたね。

ゲーム自体の話をすると、ただの鬼ごっこではなく、文字を使った鬼ごっこなんですよね。
空と白を追いかける天翼種たちの身体の何処かに42文字のひらがなが書かれていて、それに触れるとその文字を手に入れることが出来ます。
ただ、天翼種側が鬼なので捕まったら負け。
捕まらずに文字を集めると、その文字を使って作った言葉を具現化することが出来ます。
これを上手く使うことで1時間逃げ延びたら空と白の勝利、というルール。

空間転移は使用しないのですが、それでも物理限界を越える動きをする天翼種たちにどうやって立ち向かうのか!というのがこのゲームの面白いところでした。

そしてその後のリアル恋愛ゲーム再開。
ただ、このゲーム、実はリアル恋愛ゲームではなかったんですよね。
手に入らないものを求めていたライラの魅了を押しのけてライラの告白を跳ね除ければ勝利、というもの。
ただし空と白以外の生命には魅了が効くので誰もクリアできない……というクソゲー。
これをDODバリの方法でクリアする展開は4巻ラストとはまた違う爽快感がありましたね。


並行して起きていた出来事

空たちがライラを起こそうとしたり、アヴァント・ヘイムに乗り込んでいる間、エルヴンガルドではクラミーとフィーが内部切り崩しを行っていました。
これは5巻冒頭に語られた内容ですね。
存在をかけたオセロの時にあった話で、空の思惑を受けたクラミーが全力で森精種を崩そうとしています。

クラミーも最初のチェスの頃とは変わってかなりゲームが強くなっている様子。
空と白と同じでは無いですが、自分らしい方法で強くなり、空達に勝つための力をつけている、というのが伝わってきますね。


空について

前の記事でも書きましたが、現段階でも空の過去については直接は触れられていません。
ただ今回はクラミー視点で、空の記憶を元に感想をいうようなシーンが有りましたね。

そのクラミー曰く、空はやっぱりただの凡人で、だからこそ天才である白に憧れて、全力で今の場所まで登ってきた、ということ。
最初の方でも言われていましたが、白という天才を見つけ、認めることが出来る存在として、空は常に全力でいるんですよね。
そういう在り方、結構かっこいいと思うんですよ。
普段はアレですが。

あと、巫女さんも言っていますが、空って『己に嘘を吐けない』んですよね。
だから『嘘の吐けないペテン師』。
この辺が6巻に出てくるリクの『心の鍵』のところともリンクさせている部分なんだろうなぁと感じています。


さいごに

とりあえず4、5巻も読みなおしてみました。
4、5巻はアニメではやっていない、というか、ここを飛ばして6巻末の方をアニメのラストシーンにしているのでどうなるか微妙なところです。

劇場版が6巻の内容らしいので、その後やるんですかね。
でも6巻の後に2期やりますってなった時、流れ的には7,8巻の方をやるのが正しいと思うんですよね。
でもでも、7、8巻にはプラムが出てきますし、何よりライラ重要だし、で4、5巻を補完しないとダメだと思うんです。
だとしたら前半6話くらいで4、5巻やって、残りで7、8巻……?

とか書いていたらこれ、前の記事でも同じようなこと書いていますね……。
大事なことなので二回書きました、ということで……。


4、5巻の方に話を戻して。
この巻ってイロモノキャラが多いというか、腹の内は見せない、みたいな人ばかりなんですよね。
なので仲間になったという感覚が薄かったりします。
プラムなんか特にそうですね。
あんまり感情移入できるキャラが多くないので、これからの巻で好きになれるようなイベントがあることを楽しみにしています。


あと、9巻について。
9巻は6巻に出てきた機凱種が登場するようです。
機凱種といえばシュヴィだったり、帆楼が作った種族だったりしますが、その辺とのからみがどうなっていくのかが楽しみです。
シュヴィの件で残った機体にも心が生まれた、とすると、結構ややこしい種族のような気がしますね。
帆楼のことを、キャラも付けてママって呼んだりとか。
また最初のシュヴィのような謎のキャラ付けで暴走するの、結構楽しみだったりします。

他の巻の感想はこちら

ノーゲーム・ノーライフ7巻読了。世界を覆す双六の前編。
ノーゲーム・ノーライフ8巻の感想、に留まらない7、8巻感想。
ノゲノラ新刊が近いので1~3巻を読みなおしました。





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