最近見てよかったなと思えた映画に『バケモノの子』と『BORUTO』という作品があります。
どちらもアニメーション映画なのですが、共に『父と子』について描かれており、ちょっと考えさせられるところがありました。
というわけで思ったことを、考えつつ文章に起こしておこうと思います。
[0回]
スポンサーリンク
父親の成長について
どちらの映画も父親とその息子の繋がりを描いた作品だったのですが、特に考えさせられるな、と思ったのは父親の方の成長でした。
息子(子供)の方の成長は身体的な成長として見た目に変化がわかりやすいのですが、父親の方はそうは行かないんですよね。
身体の方は全盛期を少し超えていたりしてそちらは多分今以上に成長することはないでしょう。
ただ、精神的な成長は常に起こるものなんですよね。
父親の成長というのはどういうことなのか、というと、『父親になること』だと思うんですよ。
そしてこれは相手である子供がいないと出来るものではありません。
しかも父親は子供がいるだけでは『父親』にはなれず、子と向き合うことでしか成長出来ません。
熊徹が『父親』になれたのは九太としっかり向き合い共に過ごしたからですし、ナルトが『父親』になり始めたのは選抜試験でのボルトの活躍をちゃんと見て接した時だと思います。
子の成長について
この2つの映画で一番感じたのは父親の成長でしたが、やはり子の方の成長についても感じるものがありました。
子の成長について、上では『わかりやすい』と書きました。
それは身体的な成長期にあり、変化を感じやすいからです。
ただ、子の成長もそれだけではありません。
子の一番の変化は『父親を受け入れること』なんですよね。
父親も自分と同じように生きていて、そして生きてきた、そういうことに気がつき、その上で父親を受け入れる。
もちろん何らかの部分で尊敬できる父親である必要があるのですが。
ある意味父親の成長とも重なりますが、やはり相手を認めるというのが本当に成長のきっかけになるんだというのを感じますよね。
さいごに
父と子の成長について2つの映画を見て、同じように感じたのが面白いなと思い、思ったことをまとめてみました。
息子と向き合ったことで己が一番成長した熊徹と、父親としての在り方を理解したナルトとで違う部分もあるのですが、それによって父親へと成長した点は近いな、と思います。
そしてやっぱりどっちも『父親』はかっこいいんですよね。
これが重要なんだと思いますよ本当に。
※ 各映画の感想はこちら
→
バケモノの子を見て感じた『成長』について。→
父と子の繋がりを感じる映画、BORUTOを見ました。岸本 斉史,小太刀 右京 集英社 2015-08-10
細田 守 KADOKAWA/角川書店 2015-06-20
PR
http://katsuji.ni-moe.com/notes/bakemono_borutoバケモノの子とBORUTOを見て思った父と子の成長について:雑記
スポンサーリンク
その他の記事はこちら