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今日の晩御飯はサンマ定食

読んだもの見たものやったものを自分なりに整理、紹介。備忘録。

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気がついたら2回目見に行っていたシン・ゴジラの感想。


気がついたら2回目を見に行っていたシン・ゴジラ。
4DXと通常の劇場とで見たのでそこら辺も踏まえながら感想を書いていこうと思います。

ネタバレあるので気になる人は読まないことをおすすめします。


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前書き

先に書いておくと、自分はゴジラに疎い、というか特撮に疎いです。
なのでその辺にはあんまり触れないタイプの感想になります。
それでも楽しめたよ!というタイプの内容だと思って読み飛ばしてもらえると嬉しいですね。

感想

予防用のあれこれ張り終えたので感想を。

話の流れとしては、3段階の構成のように感じました。
まずはゴジラ上陸。
ここは最初のパニックですね。
何が起きたのかわからず、『正しい判断』ができていない状況を描いていたように思います。

『予想外』『あり得ない』ことが次々に起こり、その対策に右往左往する。
一発目のインパクトと、遅れる対応。
そんな始まり方でしたね。

続いて2回目の上陸。
1回目の上陸があったことで、出来る最善の対応をしていく日本。
このパートは火力で戦う、というか正攻法で行ったらどうなるか、というのを描いていたように感じました。
まぁ最後のパートとの対比構造がかなり明確でしたね。

個人的にはここで行われるタバ作戦が4DX的な見せ場だったように思います。
銃撃の度に座席が振動するのが本当にすごくて、最初は結構驚きましたが、迫力と合わせて楽しめましたね。

そして最後がヤシオリ作戦。
上で書いたように自衛隊の総力戦との対比構造になっていますね。
『日本の力』とでも言うような、そういう部分。
工夫とか、知恵とか、協力とか、そういうもので戦えばゴジラに勝てる、国難に打ち勝てる、そんな流れでした。

ある記事に書いてあったのですが、これ、プロジェクトX感が強いんですよね。
現場力とかそういう感じで。
核攻撃が開始されるまでという制限時間内に国内だけでなく国外とも協調して『殺す』以外の道を見出す、というか。
国連主導の最終手段によらない解決策を打ち立てられるんだ!というようなメッセージ性の強い展開だったと思います。

核に対して核で対応するのではなく、凍結して共存する。
原発の問題が上がる今の日本で新たなゴジラを作るとなったらこうなるよね、というような結末だったと思います。
まぁ小気味よく終わったわけではないのがもやもやする人もいるとは思いますが。
あと絵的にもヤシオリ作戦は華が無いのですが。
まぁそれは対比構造考えると当然ですよね、と言えるわけで。
その辺に重きを置いているってことなんじゃないかなぁと思っています。

ゴジラについて

話についてざっと書いたので次はゴジラ自体について。

だんだんと進化していくゴジラですが、最初の上陸段階での姿が本当に気持ち悪いんですよね。
まぁ大好きなんですが。
特にエラから体液ばらまくあたりが本当に気持ち悪くて好きなんですが。

こいつが最初本当にゴジラなのか?と心配になるような見た目なんですよね。
どこを見ているか分からない目だったりとか、その動き方だとか。
だからこそ、第4形態が映えるわけですが。

その進化についてですが、同一個体だと認めるのはちょっと厳しいのでは、と思えるほどの変態を遂げていくんですよね。
二足歩行になり、そして『ゴジラ』な見た目になる。
この進化に対して矢口が「すごい……」と感嘆の言葉を挙げていたのがなんとも印象的だったりします。

第4形態について言うと、やっぱりこれがゴジラだ、と思わせるだけのパワーが有るんですよね。
その存在感とでも言うのでしょうか。
迫力が第3形態までと大きく違っていて。

あと映し方が本当にかっこいいんですよね。
上で書いたように、進化によって変わっていくことでその差がはっきりと分かる、というのもそうですが、都心に到着した時に夜になっている、というのもすごい映える絵になっていました。

そして熱線。
米国のバンカーバスターを食らったあとのうつむいた状態からエネルギーを溜め、そこから始まる演出がかっこよくて。
うつむいた状態で口を開いたと思ったら、まずは息、そこに火がついて都内が火の海に。
ここまででもかっこいいのに、そこから収束していって、色が変わり、音が変わり。
一本の筋のようになった熱線で蹂躙していく様子が本当にかっこいいんですよ。
そこからの背中から無数の熱線を放射するようになったあたりでこれは勝てないな、と感じさせられましたね。

登場人物について

続いて登場人物について。

とにもかくにも長谷川博己がかっこいい。
矢口官房副長官として全力で国難に立ち向かう姿が印象的ですね。
まぁなんで最初からあんなにがつがつ巨大生物押しだったのかが個人的には理解できなくてもやもやしたりもしますが、中盤以降の演者の勢いでその辺のことはどうでも良いと思えるくらい押し切ってくれたなぁと。

他に登場人物で好きだと思ったのは竹野内豊演じる赤坂ですね。
若さからも来る熱量でガンガン進む矢口とは異なり、もっと広い視野を持った人物、という感じの描き方だったと思います。
矢口が進む際に、ある意味『大人の視点』的な意見を投げてくる人物、とでも言うのでしょうか。
政治関連の人物に幅をもたせる重要な役割だったように感じました。

あとはもちろん石原さとみですね。
カヨコ・アン・パタースンというイロモノな役だったのですが、突飛なことをやってもそれを映画に縫い付けてくれるような、そんな女優のようにも感じました。
別の人だと全然浮いちゃいそうなんですが、石原さとみだと浮いてはいるけど接地しているかも、くらいの感じになる、というか。
進撃の巨人を見た時も思ったんですが、吹っ飛んだことさせてもその世界観にぎりぎり踏みとどまれる、みたいな。

それと高橋一生も好きでした。
あの雰囲気作りが秀逸で、この人のこの演技良いなぁと。
理系感というか。
もちろん強調されてはいるのですが、それでもこのキャラらしい演技、というのを感じましたね。

感想2

改めて感想を書いておくのですが、これ本当に面白い映画です。

もう読ませる気の無い(そしてそこまで読む必要のない)字幕でテンポを作っていくところとか、この監督の技だよなぁと感じましたね。
エヴァっぽいというよりは庵野秀明っぽいというのが正しい、と書いている人も居ましたが、本当にその通りなんだろうな、と。

あと、いちいち会議を開くところとか、名刺交換しているところとかも、今の日本への皮肉のようなものを感じていて。
伝言ゲームのようなシーンもその一環ですよね。
政治と現場との距離を描くという意味でかなり強い印象を受けました。

そしてやっぱり在来線爆弾のパワーワード感。
もう、これが書きたかった。
新幹線爆弾のところで『お?』ってなっていたのですが、その後の在来線爆弾でテンションが一気に上がりましたね。
考えてもそれは普通やらないだろ、みたいなところをやってくるところが本当に好きで。
いろんな意味で強いはこれは、ってなりました。

書きたいこと出来るだけ全部書いたんですが、まだ書きたいことが出てくるような気がします。

さいごに

ほんとに色々書いたんですが、また見に行くのでその後もなんか書くかもしれません。
IMAXは終了しているようなのですが、TOHOの規格であるTCXはまだやっているのでそっちですかね。

最初に書いた通常映画館と4DXの話をしておくと、4DX映えはしない映画かと思います。
基本的に執務室とか室内が多いですからね。
でも、タバ作戦のところなんかは4DXの方が迫力ありましたし、かなり印象に残っています。
通常映画館でも十分ですが、気になる人は4DXも体験してみる、くらいが良いのではないでしょうか。
TCXで見たらまたそのへんの認識変わるかもしれませんが。

そういえばヤシオリってヤマタノオロチ倒した時に飲ませたお酒『八塩折之酒』のことなんですね。
いろんなところで無知を晒してしまいました……。



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