良かったところ
シナリオ、設定含めてかなり凝った出来になっています。
そのため、設定が大好きな人間にはたまらない作品です。
また、ADVによくあるルート分岐を設定に組み込むというのは面白いと思いました。
日本人の大好きなシュレディンガーさん大活躍でしたしね。
他にもフレーバーがよかったですね。
脱出パートで手に入るアイテムにファイルと言うものがあり、それを入手するとアーカイブが読めるようになります。
この文章が面白いものが多く、これを読んでいるだけでも満足できます。
当然会話文中にもユーモアが詰まっています。
悪かったところ
不満点もいくつかあります。
まずはマップ移動。
ゲーム中になんどもマップ画面になり移動を繰り返すのですが、この途中に入るドアの開閉画面がいちいち面倒。
一度見たものは飛ばしてほしいものです。
他にも先ほど褒めたアーカイブですが、ネタばれが含まれていることがあります。
進行するルートの順序でネタばれをされてしまうことがあるのでアーカイブを読むときは注意する必要があります。
その他
これは注意点ですね。
制作側は姉妹作としていますが、これは完全な続編です。
二作目です。
一作目の極限脱出 9時間9人9の扉をやらないとわからないわけではありませんが、ネタばれがどんどん出てきます。
もし999の方をプレイするつもりがある人は絶対にそっちからやってください。
このゲームは三部作を想定されているためか終わり方がなんとも不完全燃焼で終わります。
Kの方は三作目の主人公だとして、ファイはいったい何者なのか。
三作目に期待が募ります。