先日知人との飲み会の席で地球防衛軍について話すことがあったのですが、意外とこの作品知られていないんですよね。
個人的には結構好きなゲームなのでその面白さを改めてまとめてみようと思います。
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地球防衛軍とは
地球防衛軍はその名の通り、地球を護るために戦うゲームです。
開発元はサンドロット、発売元はディースリー・パブリッシャー。
もともとはSimple2000シリーズで、第一作目の『THE 地球防衛軍』は2003年にPS2で発売されました。
ゲームのジャンルは三人称視点で銃を撃ったりする3Dアクションです。
プレイヤーは地球防衛軍の隊員となってライフルやロケットランチャーで敵をなぎ倒していきます。
また、最近は空を飛んだりすることもあり、ビーム兵器も使いこなします。
問題は敵で、巨大なアリやクモがメイン。
これが苦手で敬遠する人もいると思います……。
ですが最近はゴジラみたいな怪獣や宇宙船なんかもメインになってきているのでそこまで気持ち悪い感じでは無いと思いますよ……慣れてきただけかもしれませんが……。
最新作のトレーラーではこんな感じで人型の敵も出てきます。
ゲームの流れとしてはタワーディフェンスなどであるようなWAVEを考えてもらうとわかりやすいんじゃないでしょうか。
敵の第一陣を倒すと第二陣が出現。
それを倒すと第三陣が出現し、それを全て倒すとクリア。
みたいな感じです。
大体は街や敵の巣の中に飛び込み、大量に出現する敵を殲滅していくようなミッションを繰り返すことになります。
メインの楽しみ方はハクスラのように強い武器を手に入れること。
敵を倒すと武器をドロップするのでひたすら敵を倒して強い武器を手に入れ、さらに強い敵に挑んで倒して武器を手に入れ……というのを繰り返す感じですね。
自分の地球防衛軍遍歴
面白さをまとめる前に自分の地球防衛軍遍歴を書き出しておきます。
地球防衛軍2 PORTABLE最初にプレイしたのはPSP版の地球防衛軍2。
これはPS2で出た『THE 地球防衛軍2』の移植リメイク版になります。
この頃からペイルウイングと呼ばれる飛行兵が登場しています。
まぁ自分が使っていたのはローリングくらいしか出来ない陸戦兵ばかりでしたが。
ストーリーとしては『THE 地球防衛軍』の続編で、地球防衛軍(EDF)の死力を尽くした戦いによって救われたかに思われたのもつかの間、地下で力を蓄えていた敵が突如出現。
再び人類は脅威に晒される……といった感じで始まります。
地球防衛軍3 PORTABLE今までで一番ハマったのがこれです。
Xbox 360のソフトとして出ていた地球防衛軍3をリメイク移植しPS VITAで発売されたものです。
地球防衛軍3からはSimpleシリーズではなくなり、それ以降頭に『THE』がつかなくなります。
実は第一作目の『THE 地球防衛軍』のリメイクという扱いで、2までは一旦置いておいてSimpleシリーズではなく最初からやろうぜ、と仕切り直しを行った作品だったりします。
VITA版のメリットはなんといってもマルチプレイ機能。
友達とVITAを持ち寄って皆でわいわい地球を守ることが出来ます。
また、Xbox版には登場していないペイルウィングが登場するなどのマイナーチェンジもされていたりします。
これを友達とひたすらやり続けたりもしましたね……。
あとで書きますがマルチをするとものすごく敵が強くなって逆にクリアしにくくなったりもするんですよ……。
地球防衛軍4PS3で発売された地球防衛軍です。
3とストーリーがつながっていて、3の8年後の世界が描かれます。
特徴はなんといっても増えた兵科でしょう。
毎度おなじみの陸戦兵やペイルウィングの代わりとして入ったウイングダイバーはもちろん、さらに空爆誘導兵エアレイダー、二刀装甲兵フェンサーが追加。
複数の兵科を組み合わせて様々な戦術で戦うことが出来るようになりました。
ただ、個人的には『無駄なボリュームアップ』と『こなれたUI』が若干微妙な評価だったりします。
3まででも充分なボリュームだったのですが、さらに増量し、正直めんどくさいと思ってしまうほどの1ミッションの長さになりました。
また、地球防衛軍の良さとしてあとで書きますが、UI周りが綺麗になって今まであったチープさが軽減……されたかと思いきや中途半端なおしゃれは悪目立ちするということを如実に表したようなデザインとして生まれ変わってしまうことに……。
チープなままで良かったのに……。
地球防衛軍4.1地球防衛軍4のリニューアル版。
PS4で発売されています。
これは先日セールで55%オフになっていたので買いました。
まだプレイしていないのでこれから遊んで見る予定。
地球防衛軍のココが面白い
個人的に考える地球防衛軍の面白さは出来ることが制限されているが故の戦略性だと思うんですよ。
まず、ミッション開始の段階でプレイヤーは武器を二種類選択することが出来ます。
この2種類というのがミソで。
状況に応じて武器を変えることが出来るとはいえ、持っていけるのは二種類だけ。
その武器で敵をうまく処理できなければもう敗北するしかありません。
一応戦闘ヘリや戦車、パワードスーツのような戦闘用のマシンが置いてあることもありますが、それにも耐久度があり場合によっては一瞬でHPが溶けてしまうような事態に陥ることもあります。
そのため、まずは下見して、それで負けたら下見の結果を元に戦い方を考える、というサイクルがメインになってきます。
ただまぁ難易度低めであればそこまで苦労することも無いんですけどね。
最上位の難易度として『インフェルノ』というのが用意されているのですが、これが本当に鬼畜で。
最強の武器を手に入れるためにはインフェルノに挑まなければならないのですが、そのためには強い武器がいる……というジレンマが。
敵の攻撃を食らってしまうとすぐに死んでしまうのでどう立ち回るか、どこから敵が来るかを把握して、さらにどの順番で倒すかを考える必要も出てきます。
このような鬼のような難易度をクリアできた時の達成感がものすごいので、そのために頑張ってしまうような人にはおすすめできると思いますね。
また、その面白さを増す要素としてマルチプレイがあります。
というか鬼畜さを増す要素ですね。
通常のマルチプレイと言えば強い敵を倒すための協力で、難易度を下げるための方法だったりします。
ですが地球防衛軍ではマルチプレイをすると敵がものすごく強くなるんですよね。
地球防衛軍3をプレイしていた時にあったのですが、1人でプレイすると1撃で倒せる敵が3発当てないと倒せなくなったりして。
逆に難易度が上がることもしばしばあります。
それでもプレイヤーが増えると戦略の幅が広がりますし、強い敵をどうやって攻略するか考え、話し合いながら戦うのは楽しいもので。
それこそ一晩中1つのミッションをクリアするために奮闘したこともありました。
こういう『仲間と一緒に対策を練って強大な敵を倒す』というのが楽しめる人であれば間違いなく面白いと思えるゲームだと思います。
地球防衛軍のココがいい
地球防衛軍の面白さ、というよりも良さについても書いていきます。
ゲーム性ではなく、ゲームの見た目などメインで。
B級映画感なんといってもこれは外せないでしょう。
設定からしてもうB級ですからね。
宇宙人の侵攻!
だがしかし!有事のために備えていた地球防衛軍が今立ち上がる!
終始こんなノリなんですよ。
巨大な生物や怪獣、円盤型の宇宙船を1人の隊員がライフルを片手に倒して回る。
このB級感が詰まった設定が大好きなんですよね。
チープなUI上のB級感とも近いというか、同じような話なんですが。
全体的に画面構成が古臭いんですよね。
よく言えば懐かしいというか。
これが上で書いたような設定とマッチしていて素晴らしいできになっていたと思います。
ただ、4のUIはちょっと頑張りすぎたというか、そっち路線は駄目でしょ、という感じになってしまっていて。
まぁ今の時代を考えたら綺麗なUIにしたくなるのも分かるんですけどね。
キャラのセリフ結局B級映画感から離れていないんですが。
プレイヤーのキャラが喋ることはありませんが、時折無線から流れていくる別の部隊のセリフがすごい好きです。
「何がどうなったんだ!」
「状況を報告せよ!」
「巨大生物だ! 一匹残らず殲滅したはずなのに!」
とか
「これだけ倒せば、女房に褒めてもらえるぜ!」
とか
「隊長! くそっ、カタキは取ります!」
とかもうたまらなくて。
こういう『どこかで聞いたことのあるセリフ』が好きなら是非遊んでみてもらいたいですね。
総評
正直に言うとこのゲームをプレイしているところを見ても『そこまで面白いの?』となってしまうと思います。
そして実際にプレイしても皆が皆楽しめるとは思っていません。
ですが、『クリアを目指して繰り返しプレイできる』『B級好き』という2つの素質を満たしているのであれば最初から最後まで楽しむことが出来るゲームです。
ここまで読んで自分が2つを満たしていると言える人は、EDFへの入隊を強く勧めます。
『団結した人類は強い。負ける気がしないぜ!』
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http://katsuji.ni-moe.com/game/earth_defense_force大出世したB級ゲーム『地球防衛軍』の面白さについて考えてみる。
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