最近気になっていたマンガ『伝説の勇者の婚活』の1巻が発売されていたので読んでみました。
ファンタジー世界の主人公が婚活をする、という不思議な設定が面白いマンガですね。
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あらすじ
魔王を倒し世界を救った勇者一行。
その凱旋と共に一行の戦士と僧侶が結婚することを告白する。
その様子を見た勇者が願ったのは『愛すべき人に出会いたい』ということ。
魔王との戦いに明け暮れていたため何も知らない勇者が『勇者』という肩書きを捨て、1人の人間として愛を分かち合える人を探して、今旅に出る。
感想
このマンガを読もうと思ったきっかけはジャンプ+でした。
今までも何度かタイトルを見たことはあったのですが、『伝説の勇者の伝説』に名前が似ているなぁというくらいで。
特に興味もなく流していたんですよね。
ジャンプ+では定期的に完結したマンガなどの再連載を行うことがあります。
ジャンプレコメンドという名前の企画なのですが、その中に『1/11 じゅういちぶんのいち 』というマンガがあったんですよ。
このマンガはサッカーマンガなのですが、サッカー試合やらなにやらがメインというよりも、その周辺の人物をメインにした人間ドラマで、その描き方がすごい綺麗だったんですよね。
例えば、プロ入りしたものの監督との相性が合わずに試合に出ることも出来ず、選手をやめてスカウトマンになった人の話とか、なかなかゴールを決めることが出来ずに悩むサッカー少年の話とか、プロの追っかけをする少女の話しとか。
そういうその辺のサッカーマンガではあまり触れない、周辺にスポットライトを当てていく展開で読むたびに胸に響きました。
ジャンプレコメンドはマンガの紹介企画なので全てを読むことは出来ず、途中までしか読めていないのですがそれでも確かにこのマンガは好きなやつだ!と思えるようなマンガだと感じました。
その『1/11 じゅういちぶんのいち』の作者 中村尚儁の新作が『伝説の勇者の婚活』だったんですよね。
(ちなみに作者の名前が読めなかったのですが、なかむら たかとし と読むようです。)
さて、本題である、『伝説の勇者の婚活』について。
上に書いた通り、主人公のユーリは真面目過ぎて不器用な勇者です。
戦うことしか知らないため、コミュニケーション能力が低く、『求められた回答』のような受け答えは出来ません。
そのため、場を白けさせたり、相手の気を悪くさせたり、ということもしばしば。
そんな勇者が、結婚相手を見つけようとするところから物語は始まります。
ただ、王の御触れによって国中の人を集めてみても求めているような人には出会えなかったんですよね。
だってみんな『勇者であるユーリ』にあこがれているわけで。
魔王を倒し、平和になった世界では勇者はすでに勇者ではないですし、何よりユーリが求めているのは勇者ではなく1人の人間として愛してくれる相手を見つけることですから。
なので勇者という肩書に関係なく、ただのユーリを好きになってくれる相手を見つけるため、身分を偽って婚活を始めます。
まだ登場人物も少なく、話が始まったばかりではありますが、最初の女性マリーとの話や、旅の途中で友となったブゥキンとの話を読んでいると、読んでいるこちらがまずユーリのことを好きになるんですよね。
デートの時の服装のセンスの無さや、愛想の無さを見ているとこっちが『あーもう!』と言いたくなるほど。
そんなユーリが人と出会ってどのように変わっていくのか、またそこで出会う人達の反応はどのようなものになるのか、それが楽しみな作品だと思います。
ただ、まだ1巻ということもありますが、山場らしい山場が無いんですよね。
淡々と進んでいく、というか。
2巻以降も同じテンポだとしたらちょっと離脱する人が増えそうなきはしますね。
個人的には敵がどうとかそういう話では無いと思うのでどのように盛り上がりを作っていくのかも楽しみではあります。
もっといろんな人が出てきて、その人達と触れ合って、ユーリ自身が変化したり、出会った人も変化したりというように展開していくと嬉しいなぁと思います。
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http://katsuji.ni-moe.com/comic/densetsu_konkatsu_1伝説の勇者の婚活の1巻を読んでみました。
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