個人的にそろそろアニメ化しそうなマンガだと思っている『亜人ちゃんは語りたい』の3巻を読みました。
表紙にもなっているように今までの1、2巻であまり触れられなかったサキュバスの佐藤先生がメインな巻でしたね。
[0回]
スポンサーリンク
感想
自分がサキュバスだから、ということでその催淫能力を出来る限り抑圧して生活している佐藤先生。
そんな先生がちゃんと恋愛をするために、サキュバスとしての自分と向き合って、その能力を閉じ込めておくだけでなくちゃんと使いこなせるようになろう。
というのがこの巻での目的でした。
まぁ、そんな簡単には行かないのですが。
このマンガで好きだと思っているところは、『悩みは違うけど、その根本は同じ』っていうのを感じられるところ何ですよね。
佐藤先生が悩んでいるのも、好きな人を催淫してしまうと、それは自分の魅力ではなくてサキュバスのちからで無理やり好きにさせているだけなんじゃないかってことなんですが、これって結局、好きな人が自分自身を好きになってくれるかわからない、のような悩みと同じだったりして。
そういうのって誰でも考えてしまうことあると思うんですよ。
亜人だから、というちょっと変わったところはありますが、そうは言っても同じなんだよ、というのがあって、変わっているけどごく普通な悩みを描いているんだなぁと感じます。
あとは、亜人がいる世界での常識、みたいなちょっと変わった世界観に触れられるのも面白いですよね。
例えばこの3巻で触れられている話で言うと、淫魔が関わる催淫事件について。
サキュバスが痴漢にあった場合、『事故的に催淫してしまって痴漢に遭う』場合と『意図的に催淫して痴漢させる』という場合がある、みたいな話があるんですよ。
こういう世界観の違いがちらほらあってそれを見るだけでも楽しかったりしますね。
それと、話の締め方。
まぁダジャレ的なところもあるんですが、1巻のバンパイア姉妹の話で血に関する慣用句ばかり出てきた最後にそれっぽい慣用句で締めたりするんですよね。
あんまり言うとネタバレ的な感じになるので触れにくいんですが、そのノリが3巻でもあって、結構好みだったりします。
こんな感じで今回もかなりほくほくしながら読むことが出来ましたね。
次回4巻は2016年9月ころのようで、デュラハンの謎に迫る話になるようです。
ということは町京子がメインってことですよね。
主人公の高橋先生のことが好きな京子がなんかアクション起こしたりするんでしょうか。
また楽しみになりますね!
※ 1、2巻の感想はこちら
→
『亜人』をあじんと読むのはもう古い!亜人ちゃんは語りたいを語りたい。→
やっぱり亜人ちゃんは語りたいを語りたい!雪女のユッキーが印象的な2巻読了。
スポンサーリンク
その他の記事はこちら