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今日の晩御飯はサンマ定食

読んだもの見たものやったものを自分なりに整理、紹介。備忘録。

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今更ながらファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅を見ました。


公開始まった頃から気になっていた『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。
上映も終わりそうなこのタイミングでなんとか見ることが出来ました。

自分用の記録という意味合い強めですが、感想を書いておこうと思います。


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あらすじ

舞台は1900年台前半のアメリカ。
主人公のニュート・スキャマンダーはとある目的でアメリカに降り立った。
彼は様々な魔法動物についての研究を行っている魔法使いで、持ち歩いている革のトランクの中に広がる空間は様々な魔法生物の住処となっているのだが、とあることをきっかけに何匹かの魔法生物がトランクから逃げ出してしまう。
一部始終を目撃した元闇払いのティナ、その妹のクイニー、そして非魔法使いのジェイコブを巻き込み、魔法生物集めが始まる。


感想

ハリー・ポッターの作者であるJ・K・ローリングが描いたスピンオフ前日譚である『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。
この作品の楽しみ方というか、面白い箇所は大きく分けると3つになるように感じました。
・ハリポタ世界観を楽しむ
・魔法生物の生態を楽しむ
・オブスキュラスのホストを見つけるという本筋を楽しむ

ハリポタ世界観を楽しむ
これは3つの中だと1番弱い要素なのですが、それでも世界に漂っている空気感などから伺うことが出来る要素でもありました。
ただ、舞台がアメリカということもあって、『アメリカ魔法界の文化を楽しむ』と言った方がしっくり来るかもしれません。
例えば非魔法使いであるマグルのことを『ノー・マジ』と呼んでいたり、魔法使いとノー・マジの間に生まれつつある確執だったり、そういう部分ですね。
ハリポタ本編の用に魔法使いばかりの場所ではなく、ノー・マジが暮らしている世界がメインに描かれていることもこの要素が薄くなっているように感じた要因だと思います。


魔法生物の生態を楽しむ
この作品には様々な魔法生物が登場します。
それらの生態を眺めるだけでもかなり楽しめると感じました。

金目のものを集める習性のあるニフラー。
危機を察知する能力を持つサンダーバード。
透明になることが出来、予知能力を持つデミガイズ。
場所に応じてサイズを変えるオカミー。

他にもトランクの中の空間にいる生物たちがたくさん映ります。
逃げ出した彼ら見つけ出す際のエピソードもそれぞれ特徴的ですし、そこだけでも楽しめそうに思いますね。


オブスキュラスのホストを見つけるという本筋を楽しむ
本筋であるニューヨークの街を破壊しているオブスキュラスとそのホストとなっている魔法使いを見つけ出すという部分。
これは冒頭から触れられては居ましたが、途中から本筋となってきたように感じました。
これについては全体の感想に関わるのでこのあとまとめて書きます。


全体通しての感想

上で色々楽しみ方を挙げましたが、個人的にはそこまで楽しめなかったというか、物足りなさを感じるような作品でした。
なんというか、色々素材は用意されているけど活かしきれていない、というような。
全体の流れを見ると、
1.魔法生物の脱走
2.ニュートとジェイコブの魔法生物集め
3.オブスキュラスの暴走とその顛末
という感じなのですが、魔法生物集めとオブスキュラスの暴走の部分がイマイチつながってないんですよね。

こういう特別な仲間を集めていく物語の定番パターンって、能力紹介を兼ねた仲間集めを終えた後にそれらの能力を駆使してボスを追い詰めていく、みたいな感じだと思うんですね。
でもファンタスティック・ビーストではそういう感じではなくて。
魔法生物集めは魔法生物ではなく、ニュートとジェイコブの紹介というか信頼関係を作る部分にスポットが当てられているように感じられました。
魔法生物を通じて、ニュートの人となりを知る、というような感じで。
それが悪いことでは無いのですが、もともと求めていたものとギャップがあったのか正直『あれ?』というような肩透かし感を受けてしまいました。

全5部作になるようですし、そのための説明となっているのかもしれませんが、この作品単体で見たときの構成としてはあまり良いとは感じませんでしたね。

個人的に好きなシーンはやっぱり暴走したオブスキュラスが街を破壊していく時や、ニュートたちと遭遇した後のオブスキュラスの動きですね。
煙や靄のような姿のオブスキュラスが一気に広がったり、収束したりする様子がかっこよくて。
あの手の不定形なキャラってデザイナーが苦労するタイプのキャラだったりすると思うんですが、すごい心踊るんですよね。

あとやっぱり印象に残っているのはクイニーのセクシーさでしょう。
登場したときは真面目なティナの妹として正反対なキャラが出てきた!と驚くほどの見た目だったのですが、話が進むに連れて性格の根本の部分がティナとも親しいのを感じましたね。


さいごに

原作、というか、元になった本である幻の動物とその生息地は本当に大好きで、昔読む耽っていた記憶があります。
その著者ニュート・スキャマンダーが主人公となる話ということもあったのか、構成については求めていたものと違ったこともあって納得できていない部分があるのですが、それぞれの素材は良かったという印象でした。
全5部作になると言われていますし、次回作、またその次と見ていくと評価が変わっていくかもしれません。
最初は種を蒔いただけかもしれませんしね。
今後の話を楽しみにしておくことにします。

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