実際に読んでみると確かに最後のコラムが面白いな、と。
というより実用書じゃなくてこれ普通の読み物として面白いのでは、と思ったのでまとめておきます。
感想
基本的にはタイトルの通りブログで飯を食べていくにはどうしたら良いか、ということをプロ・ブロガーとして生活をしている著者が説明していくのですが、細かいノウハウ・テクニックなんかはほとんど書いてありません。
その辺を期待している人は買わないほうが良いかもしれないですね。
最初から最後まで著者の意見は変わらず、切り口が変わるだけで同じ話が続いていきます。
軸がしっかりしているな、という印象を持ちますし、だからこそサラリーマンをやめて生きていけるのかもな、と思ったりもしました。
考え方自体はブログだけでなく他のことにも使えるようなことで、しかもシンプルに説明されているため読者がちゃんと理解して自分のものにできれば地力の底上げに有用だと感じました。
ただ、受け取る側の人によっては『よく聞く話』にもなりかねないですね。
その辺は当然ですが読者がどう受け取るか、というのが重要です。
そして最後のコラムですが、なんと著者の奥さんが書いたものとなっています。
本編の内容について、奥さんの視点からはどう映っていたのか、という内容なのですが……。
ネタバレをしてしまうと、この奥さんが黒幕です。
全て読み終えるとわかりますが、この奥さんが全ての仕掛け人で、企画者と言えるでしょう。
最後にこのようなコラムがあることでただの『よくある実用書』ではなくなっています。
このコラムを読むためにそこまでの説明があるといってもおかしくないでしょう。
夫を裏でうまいこと操る奥さんに興味がわいた人に読んでみてもらいたい一冊でした。